6月初旬「しばらく、検便してなかったので、やってみましょうね!」とホームドクターに言われたのが、事の発端でした。
そして、その検査の結果は陽性でした。
病院を紹介され、6月22日最初にやったのは胃カメラによる検査、こちらの方は綺麗なもので、無事通過でした。普段からある程度食事等の食生活には注意していたので、一安心です。
翌週の6月29日は大腸の検査でしたが、初めての大腸内視鏡検査です。
前日から検査食にして食事をコントロール、当日は午後からの検査でしたが、朝から絶食し下剤を服用し腸内を綺麗するも、中々綺麗にならず、他の人より下剤を1.5倍も飲んで何とか通過、いざ診察となりました。
大腸の内視鏡検査はモニターが自分からも見える位置にあり、自分の腸内が観察できました。
何とも不思議な感じです。
探っていきますと、肛門付近には大きめポリープがあり、更に進んでいくとあちらこちらにポリープが沢山見つかりました。
更に進んで行きますと、盲腸付近におどろおどろとした大きな物がありました。もう少ししたら腸を塞ぐばかりになっていました。
結果、肛門近くにあったポリープは癌であり、盲腸付近のものも癌でした。
7月初めにはCT検査やその他の体力測定をやり、いよいよ1回目は7月27日に入院です。
手術では肛門近くにあった小さな癌、横行結腸にあった3個のポリープは内視鏡にての切除です。
肛門近くの癌は内視鏡手術では大きめの癌でしたが、何とか根の部分まで綺麗に取れました。
これは、非常にラッキーなことです。そして、7月30日に一旦退院です。
2度目手術は、腹腔鏡での手術となりました。
盲腸近く出来た大きめの癌で、8月5日にはの手術のインフォームドコンセントがあり、「切除すれば治る!」との一言で決断しました。
その後,MRI等の検査終了後いよいよ2回目の入院です。
当初、8月12日に入院予定でしたが、事情で1週間ずれ込み8月19日の入院となりました。
下記はインフォームドコンセント時に提示されたものです。
腹腔鏡の手術は簡単だろうと思っていましたが、意外と大変です。
手術3日前に入院し腸の中を綺麗にします。
2日前からは絶食です。
8月22日は手術(月)です。
手術台に乗り、クラシック音楽を聴きながら背中に麻酔をやれると、いつの間にか意識不明、その後の手術の様子は知る由もありません。
麻酔から5時間を経て目が醒めました。
その後家族にもちょっとだけ面会ができました。
部屋に戻ってTVを付けたら甲子園の優勝戦、ちょうど満塁ホームランの時でした。
さて、それからが大変です。
背中から入っている薬のお陰で痛くはないのですが、翌日には高熱が襲いました。
術後2日目(水)背中に繋がれた薬のパイプが外れました。
術後3日目(木)オシッコ用のチューブが外れました。
今、考えるとトイレに起きなくて良かったかも?
術後4日目(金)漸く最後のパイプ、ドレンが外れ流動食が始まりました。
絶食は通算6日間にもなりました。
術後5日目(土)まだ、便が出ません!
リハビリと排便を兼ねて、今朝廊下を10分位歩いてきました。
そして今、このBlogを書いています。
午前中には公開したいと思っています。
腹腔鏡手術を余りにも軽く考えていました。しかし大手術でした。
腸を切除して取り出し、大腸と小腸を接合する訳ですので、時間も掛かる訳です。
今回は、胆嚢に結石があり、これも取り除いて貰いました。金平糖の様な黒い結石は7個もあり、大きいものは直径12mmもありました。
手術を終え、結果的にみますと、非常にラッキーとしか言いようがありません。
もう少し発見が遅れていたらと考えると、ゾッとします。
大きな方の癌はリンパ節にも転移していたでしょうし、全身への転移があったかも知れません。
肛門近くの癌は内視鏡で切除が出来なかった場合、人口肛門にせざるを得ない状態だったでしょう。
今回、癌になった事で、今後の生活を見直すのに良いきっかけが出来ました。
会社を一人でやっていますが、いつまでも、現役でいられる訳もないのですが、「まだ、元気だ」「もう少しやれるだろう!」などと思いズルズルとやってしまいがちです。
急に仕事が出来なくなってしまいますと、皆さんに迷惑を掛けてしまいます。
事業承継を含め仕事を大幅に見直すきっかけとなりそうです。
74歳まで大きな病気もせず、生きて来れたのは丈夫な身体に産んでくれた両親には本当に感謝です。
今回の手術でお陰で75歳の壁も乗り越えられそうです。
そして、経過観察という5年間の期間は再発を予防するという意味ではこれまたラッキーなことです。
最後に「切除すれば治る!」と言って手術を勧めてくれた主治医や多くの医療スタッフ、そして支えてくれた家族に感謝します。
2022年9月4日追記)
手術後12日目の9月3日、無事退院しました。
今後は大分落ちた体力を回復させるべく、リハビリをして参ります。
レイ設計の宮崎です。ご無沙汰しています。癌の告知驚きました。実は私も2021年1月に胃癌の手術をしました。内視鏡によるESDにより癌細胞は切除したのですが病理検査の結果ガイドラインの数値より0.1mm超えているとの事で経過観察か手術の選択を求められ手術を選択しました。結果がん細胞はESDで完全に切除されているいて完治との事になりました。しかしその後手術の際胃と食道の縫合に不具合が確認されバルーン治療を何回か繰り返し現在に至っています。体重も46kgになってしまいましたが、元気にスポーツジ厶に通っています。今後お互い元気な姿でお酒でも飲みながら語り合いたいと思います。御自愛ください。
コメント有難うございます。
宮崎さんは内視鏡によるESDということは、割と早期だったのですね!
その後の方が大変だったようで、体重が46kgとかなりお痩せになりましたね!
とにかく、早く回復したいと思っております。