テスラ、第二の人生!

電気自動車(EV)のバッテリーは航続距離が短い!充電に時間が掛かる!とか、3~4年でヘタってしまい使い物にならなくなる!などと言う意見がネット界では散見されます。

現在、販売されているEVはバッテリーの熱管理が不十分なものも多く、また公共の充電器に於いては充電能力が低いのが多いのも現実です。
特に冬場の環境に於いてはバッテリーの性能低下もあり、春秋などには300Km走れた車でも200Km程度しか走れなくなってしまいます。
テスラを初め、長距離を走れる車も徐々にではありますが増えてはきておりますが、最近はやりのSUVタイプでは空気抵抗が大きく、電費も悪くなり、全般的に航続距離が極端に短くなっています。

日本では公共の充電設備「CHAdeMO(チャデモ)」も貧弱です。
殆どが50Kw以下であり、新設される充電器も90Kwです。
テスラの充電設備は新設のものは250Kwですのでその差は歴然としてます。
日本のCHAdeMO(チャデモ)では1回の充電が30分だけという足かせも掛かっています。
30分の充電で100Km程度しか走行できません。
一方、テスラは独自の充電ネットワークを構築しており、約30分の充電で300Km走行分の充電が可能となっております。勿論時間制限はありません!(ただし充電終了したにも関わらず放置した場合に課金されます。)
私のModel3は500Km程走行可能であり、200Km圏内には次の充電設備もありますので、長距離移動の不安は全くありません。
下図はテスラ のスーパーチャージャーのネットワークです。

「3~4年でヘタってしまう!」
EVが出始めの頃のバッテリーには、こんな問題もあったようですが、今時のものには、このような問題は無いと言っても良いでしょう!
私の37,400Km超走ったModel3は2年と5ヶ月ですが95%の性能を維持しています。
テスラのバッテリーは「8年間、走行距離192,000Km」保証されています。

保証されている間は安心して乗り続けることが出来ますが、その後はどうする??
と、言うことでテスラの第二の人生を考えてみます。
下図は17,400Km走行した私のModel-3のOBD情報です。
Nominal full pack : 70.5が示す通り、まだ95%の蓄電性能が維持されてます。

テスラのバッテリーには次のような性能がある様です。

へたり量のグラフはEV Smartさんのページよりお借りしました。

これを見ますと、私の車は赤線が示すトレンドにある様です。
このトレンド行きますと、8年の間に192,000Km走るとしても、まだ90%の性能が維持されている様です。当然、補償の対象外です。

では、その後どうするか?です。
車としての命が来ても、バッテリー性能が70%も維持されるのであれば、とても勿体ない話です。

我家の電気畑(蓄電型・太陽光発電システム)では1.5Kwhのバッテリーを3基使っています。1基20万円もします。
テスラ のバッテリーは新車時74.5Kwhで、これの70%とすれば52Kwhも残っています。
これは電気畑で使っているバッテリーの34基分にもなります。今の10倍の蓄電量と言うことになります。
廃車にする車が、なんと200万円分の価値があると言う事です。

エネルギーの無い国、日本はすべてのエネルギーを輸入に頼っています。
政情が不安定の現在はエネルギー価格も高止まりしています。
こんな時代だからこそ、エネルギーの確保は重要です。
そのエネルギーがタダ入るんですよ!タダでね。

直ぐにでもやりたいのですが、車は購入してから2年と5ヶ月しか経っていません。
テスラ では家庭用蓄電池・パワーウォールというものを販売していますが、まだまだ高額です。

テスラ 、第二の人生は如何になるでしょうか?