仙台市近郊にはバブル崩壊直後にも拘わらず大型分譲があり、景気刺激策として過度な新築優遇税制で住宅購入を煽っていました。
現在、そんな大型団地では中古住宅の売出しがたくさん有ります。
レインズで成約事例や販売在庫などを検索しますと、たくさんの物件がヒットします。
「〇〇町〇丁目」と細部条件を入れても数件ヒットします。
当時高級住宅地として分譲されましたが、土地建物で総額4,000万円前後はしました。こういう分譲物件を購入された方は50歳前後だったと想定しますと現在は75歳前後にもなるでしょうか?
核家族全盛時代でしたから、子供さんと同居されている方も少ないなでしょう!
兎に角、異常とも思える程の中古住宅の売却が起きております。
成約金額をみますと、リフォーム済物件で2,600万円、現状渡しで1,800万円程度のようです。
土地比率が小さい物件は価格劣化が大きいものですが、この団地は土地面積が比較的大きいせいか、25年経過しても価格劣化は少ないように見えます。
仙台市中心部には大型の分譲マンション販売や建築中の物件がたくさん有りますが、販売は好調のようです。
都市回帰現象に拍車が掛かる中、郊外一戸建て住宅の価格は今後低下の一方と思われます。